【2025年版】関東のバイク走り納め!凍結なしで楽しめる絶景スポット&安全祈願5選

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関東のバイク走り納め! ツーリングの楽しみ方
関東のバイク走り納め!
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関東のライダーにとって、12月下旬のツーリングは「寒さ」そして何より「路面凍結」との戦いです。「走り納めはしたいけれど、山道は怖いし、どこに行けば安全に楽しめるかわからない……」そんな悩みをお持ちの方も多いはずです。 せっかくの休みに無理をして山へ向かい、凍結路面でヒヤッとするのは絶対に避けたいところ。1年の最後は、愛車と共に笑顔で、そして何より「無事故」で家に帰り着くことが最も大切です。

そこで今回は、真冬でも比較的温暖で、凍結リスクの少ない「関東の走り納めベストスポット」を厳選してご紹介します。 ポカポカ陽気の房総半島や、短時間でも絶景とグルメが満喫できる三浦半島、そして1年の感謝を神様に伝える「バイク神社」まで。「ここなら間違いない!」と自信を持っておすすめできるルートだけをピックアップしました。 しっかり防寒対策をして、2025年を締めくくる最高のツーリングに出かけましょう!

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年末の走り納め、失敗しないスポット選びの3つの条件

1年の最後を飾る「走り納め」。最高の思い出で締めくくるためには、行き先選びが非常に重要です。夏場とは違い、冬のツーリングには特有のリスクや制限があります。まずは、年末のツーリングを安全かつ快適に楽しむための「場所選びの条件」を確認しておきましょう。

関東のバイク走り納め!
関東のバイク走り納め!

凍結リスクの低い「海沿い・南下ルート」を優先する

関東地方において、年末(12月下旬)の山間部はすでに凍結のリスクが高まっています。奥多摩や秩父、日光などの山岳エリアは、日中は走れても朝晩や日陰に残った雪解け水が凍っていることがあり、転倒のリスクが潜んでいます。

走り納めで転倒してしまっては、せっかくの正月休みが台無しです。基本的には「北上」や「標高の高い場所」は避け、黒潮の影響で比較的温暖な「千葉(房総半島)」や「神奈川(三浦半島・湘南)」、あるいは「茨城の海沿い」を選ぶのが鉄則です。海沿いの道は潮風のおかげで路面温度が下がりにくく、景色も開けているため、冬でも爽快なライディングが楽しめます。

陽が出ている「おいしい時間」だけを走るプランにする

冬至を過ぎたばかりの年末は、日が落ちるのが非常に早いです。16時を過ぎると急激に気温が下がり、視認性も悪くなります。

無理に遠くまで行こうとせず、朝9時〜10時頃に出発し、15時〜16時には帰路につけるような「ショートツーリング」または「ミドルツーリング」がおすすめです。片道100km〜150km圏内で、しっかりと満足感を得られるスポットを選ぶことが、余裕を持って走り納めをするコツです。

「1年の感謝」をテーマにする

ただ走るだけでなく、この1年を無事故で過ごせたこと、あるいはバイクという素晴らしい趣味を楽しめたことに感謝する時間を設けると、走り納めの満足度がグッと上がります。

景色の良い場所で愛車の写真を撮ったり、交通安全の神様に手を合わせたり、「神社仏閣」や「絶景ポイント」を目的地に設定することをおすすめします。愛車をピカピカに洗車してから出かければ、より一層気持ちの良い走り納めになるでしょう。

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温暖な房総半島で絶景と海鮮三昧(千葉県)

関東の冬ツーリングの聖地といえば、やはり千葉県の房総半島です。都心からアクアラインを使えばすぐにアクセスでき、半島全体が比較的温暖なため、真冬でも多くのライダーで賑わいます。

インスタ映え間違いなし!「千葉フォルニア」と「燈籠坂大師」

まずは、アクアラインを降りてすぐの「袖ヶ浦海浜公園」へ向かう通称「千葉フォルニア」へ。海沿いにヤシの木がずらりと並ぶ直線道路は、まるでカリフォルニアのような開放感があります。冬の澄んだ青空とヤシの木、そして愛車のコントラストは最高です。年賀状用の写真をここで撮るのも良いかもしれませんね。

そこから内房なぎさライン(国道127号)を南下し、富津市にある「燈籠坂大師(とうろうざかだいし)の切通しトンネル」を目指しましょう。ここは近年、SNSで爆発的に人気が出たスポットです。手掘りの高い岩壁がそびえ立つトンネルは、神秘的で迫力満点。トンネルの中に愛車を停めて写真を撮ると、まるで異世界に迷い込んだような一枚が撮れます。ただし、人気のスポットなので、他の通行者や撮影者の邪魔にならないよう、マナーを守って撮影しましょう。

脂が乗った「黄金アジ」で至福のランチタイム

走り納めには美味しいグルメも欠かせません。内房エリア(富津市金谷周辺)に来たら、ぜひ食べていただきたいのが「黄金アジのアジフライ」です。

回遊せずに根付きで育った黄金アジは、脂の乗りが別格です。サクサクの衣に包まれた肉厚でフワフワの身は、一度食べたら忘れられない美味しさです。「さすけ食堂」や「はまべ」など有名店は行列必至ですが、並ぶ価値は十分にあります。冷えた体に温かい味噌汁と揚げたてのアジフライが染み渡ります。

房総フラワーラインで早春の風を感じる

時間があれば、さらに南下して館山方面へ。「房総フラワーライン」は、信号が少なく、海沿いを快適にクルージングできる最高のツーリングルートです。年末から年始にかけては菜の花が咲き始めることもあり、一足早い春の訪れを感じられるかもしれません。夕日が美しいサンセットスポットとしても有名なので、夕暮れ時を狙って走るのもロマンチックですが、暗くなる前の早めの撤退を心がけましょう。

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近場でサクッと!三浦半島でマグロと絶景(神奈川県)

「あまり時間は取れないけれど、海を見ながら走って美味しいものを食べたい」という方には、神奈川県の三浦半島が最適です。都心からのアクセスが良く、半日でも十分にツーリング気分を味わえます。

城ヶ島公園
城ヶ島公園

異国情緒漂う「観音崎」とダイナミックな「城ヶ島」

横浜横須賀道路を使えば、あっという間に三浦半島の南端へ。まずは東京湾の入り口を見守る「観音崎灯台」へ立ち寄りましょう。日本最古の洋式灯台からの眺めは絶景で、対岸の房総半島までくっきりと見渡せます。

続いて、三浦半島の最南端「城ヶ島」へ。城ヶ島大橋を渡って島に入ると、そこは自然豊かな県立公園です。荒々しい岩肌と太平洋の大海原が広がり、冬の海ならではの力強さを感じることができます。城ヶ島公園の駐車場はバイクも停めやすく、少し歩けば「馬の背洞門」などの奇岩も見ることができます。ここで飲む温かい缶コーヒーは、格別の味です。

城ヶ島公園 馬の背洞門
城ヶ島公園 馬の背洞門

年末のご褒美!三崎港で贅沢マグロ丼

三浦半島といえば、やはり三崎のマグロです。三崎港周辺には多くのマグロ料理店が軒を連ねています。「くろば亭」や「鮮味楽」などで、赤身、中トロ、大トロが乗った豪華なマグロ丼をいただきましょう。

年末は、お正月用のマグロを買いに来る人々で「三崎フィッシャリーナ・ウォーフ うらり」などの市場も活気づいています。お土産にマグロの角煮や干物を買って帰れば、家族への良いポイント稼ぎにもなりますね。積載に余裕がある場合は、クーラーバッグを持参することをおすすめします。

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絶景の鳥居と海鮮市場!大洗・ひたちなかエリア(茨城県)

北関東方面からのアクセスが良い茨城県の海沿いエリアも、走り納めにおすすめです。特に大洗周辺は、ライダーに優しいスポットが多くあります。

神々しい絶景!大洗磯前神社の「神磯の鳥居」

大洗磯前神社(おおあらいいそさきじんじゃ)は、太平洋に面した高台に鎮座する由緒ある神社です。ここでの見どころは、何と言っても海岸の岩礁に立つ「神磯(かみいそ)の鳥居」です。

荒波が打ち寄せる岩場に屹立する鳥居の姿は、神々しく、息をのむ美しさです。初日の出スポットとして有名ですが、年末の静かな海と鳥居もまた格別です。1年の無事故を感謝し、来年の安全を祈願するのに、これほどふさわしい場所はありません。境内には大きなバイク駐車場も完備されており、ライダー歓迎の雰囲気があるのも嬉しいポイントです。

那珂湊おさかな市場で活気を感じる

参拝後は、すぐ近くのひたちなか市にある「那珂湊(なかみなと)おさかな市場」へ。ここは関東有数の観光市場で、年末は特に活気があります。

新鮮な魚介類が並ぶ店頭を歩くだけでも楽しいですが、ここでの楽しみは「回転寿司」や「浜焼き」です。ネタが大きく新鮮な回転寿司は、コストパフォーマンス抜群。また、店先で売られている蒸し牡蠣やホタテの串焼きをその場で食べるのも、ツーリングの醍醐味です。

ただし、年末は非常に混雑するため、駐車場に入るまでの渋滞が発生することがあります。早めの時間に到着するか、少し離れた場所に停めて歩くなどの工夫が必要です。

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【安全祈願5選】1年の感謝と来年の無事故を誓う!関東の「バイク神社」

走り納めの最終目的地として、あるいは新年の「走り初め」のスポットとして。ライダーなら一度は訪れたい、関東エリアの代表的な安全祈願スポットを5つ厳選しました。それぞれに独自の魅力や、ライダー心をくすぐるお守りがあります。

安住神社(栃木県高根沢町)

〜全国バイク神社認定第1号!ライダーの聖地〜

「バイク神社」といえば、まず名前が挙がるのがここ安住(やすずみ)神社です。全国バイク神社認定第1号として知られ、休日には数多くのライダーが集まります。

  • ライダーへのおすすめポイント:
    • 大鳥居と記念撮影: 参道の大鳥居前は、愛車と一緒に写真を撮れる絶好のフォトスポットです。
    • ジャンボ鏡餅: 年末には、奉納された巨大な「ジャンボ鏡餅」が拝殿前に飾られ、迫力満点です。
    • ユニークなお守り: ハンドルに巻き付けるタイプのお守りや、ヘルメットをかぶった「てるてる坊主」のお守りなど、種類が豊富です。
  • 冬のアクセス注意点:
    • 北関東の平野部に位置していますが、朝晩は冷え込みが厳しく、日陰は凍結の恐れがあります。国道4号などの主要幹線道路を利用し、日中の暖かい時間帯(10:00〜15:00)に参拝するのがベストです。
  • 所在地: 栃木県塩谷郡高根沢町上高根沢2313

小鹿神社(埼玉県小鹿野町)

〜「転倒虫(てんとう虫)」で転倒防止!元祖バイクの町〜

埼玉県秩父郡の小鹿野(おがの)町は、「ウェルカムライダーズおがの」として町全体でライダーを歓迎しています。その中心的存在が小鹿(おしか)神社です。

  • ライダーへのおすすめポイント:
    • 鹿の角=ハンドル: 「小鹿」という名前にちなみ、鹿の角をバイクのハンドルに見立てて交通安全を祈願します。
    • てんとう虫お守り: 「転倒防止」と掛けて、てんとう虫をモチーフにした可愛らしいお守りが人気です。
    • 革製のバイク守り: 使うほどに味が出る、革製のお守りもライダーに好評です。
  • 冬のアクセス注意点:
    • 秩父エリアは山間部に近く、都心よりも気温が5度以上低いことがあります。特に国道299号の山間部や日陰カーブは凍結リスクが高いため、冬場は無理をせず、天候をしっかり確認してから向かいましょう。
  • 所在地: 埼玉県秩父郡小鹿野町小鹿野1432

大洗磯前神社(茨城県大洗町)

〜太平洋の絶景鳥居と安全祈願の融合〜

アニメの聖地としても有名ですが、海沿いの絶景ツーリングスポットとして多くのライダーに愛されています。

  • ライダーへのおすすめポイント:
    • 神磯の鳥居: 岩礁に立つ鳥居と太平洋の荒波は圧巻。初日の出スポットとしても関東屈指の知名度を誇ります。
    • 二輪車用お守り: 二輪車専用の交通安全お守りがあり、デザインも洗練されています。
    • アクセスの良さ: 海沿いのため積雪や凍結のリスクが比較的低く、冬のツーリングでも安心して訪れやすい場所です。
  • 冬のアクセス注意点:
    • 海沿いは風が強いため、防風対策を万全に。年末年始は周辺道路や駐車場が非常に混雑するため、早朝の到着か、少し離れた町営駐車場の利用も検討してください。
  • 所在地: 茨城県東茨城郡大洗町磯浜町6890

大前神社・足尾山神社(栃木県真岡市)

〜日本一のえびす様と二輪車守護の神様〜

真岡市にある大前(おおさき)神社の境内社である「足尾山(あしおさん)神社」は、二輪車守護の神様として知られています。

  • ライダーへのおすすめポイント:
    • バイク絵馬: ホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキなど、メーカー別のイラストが描かれた絵馬があり、自分の愛車に合わせて選べます。
    • 日本一のえびす様: 境内には高さ20mの巨大なえびす様が鎮座しており、金運上昇のパワースポットとしても有名です。宝くじ当選祈願と合わせて参拝するのもおすすめです。
  • 冬のアクセス注意点:
    • 北関東自動車道「真岡IC」からのアクセスが良好です。ただし、早朝のインターチェンジ降り口付近などは路面温度が低いので、慎重な運転を心がけてください。
  • 所在地: 栃木県真岡市東郷937

天津神明宮(千葉県鴨川市)

〜房総の温暖な気候とライダー歓迎の温かさ〜

最後にご紹介するのは、冬ツーリングの鉄板、房総半島にある天津神明宮(あまつしんめいぐう)です。近年「ライダーズ神社」としてモニュメントを設置するなど、活発な活動を行っています。

  • ライダーへのおすすめポイント:
    • 凍結知らず: 温暖な南房総にあるため、真冬でも凍結の心配がほとんどなく、安心して走り納めができます。
    • 二の輪(にのわ): 茅の輪くぐりならぬ「二の輪(バイクの車輪)」を模したモニュメントがあり、愛車の安全を祈願できます。
    • 無事カエル: 「無事に帰る」にちなんだカエルのお守りや、木札の授与品があります。
  • 冬のアクセス注意点:
    • 海沿いの国道128号は快適ですが、週末や年末は観光客で渋滞することがあります。すり抜けは危険ですので、余裕を持ったスケジュールで行動しましょう。
  • 所在地: 千葉県鴨川市天津2950
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極寒ツーリングを快適に!防寒対策と注意点

最後に、年末のツーリングを最後まで楽しむためのテクニックをお伝えします。

「3つの首」を絶対に冷やさない

首、手首、足首の「3つの首」を温めることは防寒の基本です。

  • 首: ネックウォーマーは必須。隙間風が入らないよう、ジャケットの襟元にしっかり入れ込みましょう。
  • 手首: グローブとジャケットの袖口の隙間から風が入ると、体感温度が一気に下がります。リストガードや、袖口が長いウインターグローブを選びましょう。
  • 足首: ライディングブーツの中に厚手の靴下を履くのはもちろん、足首に巻くタイプのカイロやレッグウォーマーも有効です。

最終兵器「電熱ウェア」の活用

最近ではモバイルバッテリーで稼働する電熱ベストや電熱グローブが手頃な価格で手に入るようになりました。これがあるのとないのとでは、疲労度が段違いです。特に指先がかじかむとブレーキ操作やクラッチ操作に支障が出るため、電熱グローブ(またはグリップヒーター)は安全装備の一つと言っても過言ではありません。

年末年始特有の注意点

  • お店の営業状況: お目当ての飲食店が「年内営業終了」になっていることも多々あります。事前にSNSや公式サイトで営業日を確認するか、コンビニや道の駅など、確実に開いている場所をバックアップとして考えておきましょう。
  • ガソリンスタンド: 地方の個人経営のスタンドは、年末年始休業に入ることがあります。早め早めの給油を心がけましょう。
  • サンデードライバー: 年末は普段運転し慣れていない車も多く走っています。予期せぬ動きをされることがあるので、車間距離を十分に取り、「かもしれない運転」を徹底しましょう。
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まとめ:来年も最高のバイクライフを送るために

今回は、関東エリアでおすすめの年末走り納めスポットをご紹介しました。

房総や三浦の海沿いを流して1年を振り返るもよし、バイク神社で来年の安全を誓うもよし。大切なのは、無理をせず、無事に家に帰り着くことです。「家に帰るまでがツーリング」という言葉がありますが、走り納めの日は特にその言葉を噛みしめてください。

2026年も、皆様にとって素晴らしいバイクライフが待っていますように。

それでは、暖かくして、良いお年をお迎えください!また路上でお会いしましょう!

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