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【卒業検定2回目】ようやく大型二輪免許取得:不合格から学んだ教訓

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大型二輪免許の取得は、多くのライダーにとって重要な目標ですが、教習所の期限忘れや卒業検定試験の不合格など、予期せぬ障害が発生することがあります。

この記事では、卒業検定試験に向けての準備、試験当日の経験、そして免許取得後の手続きについて、私の実体験を基に詳細に解説しています。大型バイク免許を目指す方々にとって、この記事を読むことで試験の合格率を高めるための実用的な情報や、免許取得への心構えを学ぶことができるでしょう。

大型二輪免許の取得は、多くのライダーにとって一つの節目となります。しかし、教習所の期限を忘れてしまうというミスが発生することも。そんな時の心構えや対策、検定試験の成功の秘訣をご紹介します。

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初の不合格から学んだ大切な教訓

ついに運命の日がやってきました。大型二輪免許の検定試験に挑み、ついに合格の知らせを受け取ることができました。

しかし、この日を迎えるまでには、一筋縄ではいかない困難が待っていました。忘れもしない2ヶ月前、教習所での卒業検定試験の途中、波状路でのエンストという恥ずかしい不運に見舞われ、不合格という結果を受け入れざるを得ませんでした。この時の衝撃と失望は言葉にできないほどでした。

16歳からバイクに乗っていた私は、自分の運転技術に自信を持っていたのです。しかし、この不合格が私には大きな教訓となり、過信は禁物であることを痛感しました。さらに、この不合格の時期から仕事が忙しくなり、休暇を取ることも困難になっていたのです。しかも週末の土日は雨が多く、教習を受けることもままならない状況でした。そんな中で、私は自分自身を見つめ直し、精神的にリセットする決断をしました。

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教習所の期限忘却とその対応

ゴールデンウィークが近づくと、多くの人が仕事の忙しさから解放され、ゆっくりと休息を取ります。私もその中の一人で、一時的に教習所を休むことに決めていました。春の訪れと共に、気候も良くなり、教習再開のタイミングを見計らっていたのです。しかし、予想外の出来事が起こりました。

教習所から受けた一本の電話が、私の計画を一変させることになりました。教習所の受付の女性から、「教習期限が残り1ヶ月ですが、大丈夫でしょうか?」という連絡を受けたのです。これは完全に予期していない状況で、一回目の検定試験の不合格で精神的にもまだ立ち直れていない状態でした。

しかし、この状況に直面し、私は急いで行動を起こす必要があると感じました。そこで、1回目の検定試験不合格の補習教習を急遽受けることにしました。そして、その後すぐに検定試験への再挑戦を決意したのです。

教習期限を過ぎてしまうと、大型二輪免許を取得することができなくなります。すでに10万円の教習料金を払っているので、もったいない話になってしまいます。早速、教習所へ行くことにしました。

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二度目の卒業検定試験への挑戦

1時間の補習を受けた後、私は再び教習所のロビーに足を踏み入れました。そこは以前と変わらず、静かで緊張感が漂う空間でした。「検定試験を受ける方は受付にお越しください」というアナウンスが流れ、受付を終えた後に私は慣れ親しんだ二輪待合室へと向かいました。

検定試験の準備を開始します。肘あてと膝あて、胸のプロテクターをしっかりと装着し、ヘルメットをかぶります。その後、採点表に名前が正しく記載されているか確認し、免許証を提出しました。

これが2回目の検定試験への挑戦です。やはり、心の中は不安と緊張でいっぱいでした。

ただ前回不合格になったときの検定試験前よりは、だいぶ余裕が生まれています。試験用コースを完璧に覚えていたので不安材料は少なくなっています。それでもやはり不安になるのは、若くないので、仕方がないのかもしれません。

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まるでF1のようなウォーミングアップ

私が二回目の検定試験に臨む際、心の中で一つの決意を固めました。もし今回も不合格になったら、それはまるで神様が「免許を取るのはもうやめなさい」と言っているようなもの。そんな風に自分を納得させ、大型二輪免許取得への道を断念しようと思いました。そもそもが趣味のために大型バイクに乗ろうとしていただけですし、普通のバイクは乗れるわけですから、それほど支障がないのも事実です。

その日の検定試験には、私を含め大型二輪が二人、中型と小型が三人が参加しました。名簿に名前が一番上にあったため、私が最初に試験を受けることになりました。

試験官が検定用のバイクをスタート位置に用意し、教官がアナウンスを行いました。「最初に二輪コースの外周を慣熟走行してください。試験とは関係ないので、自由に走ってください」とのこと。すぐに名前が呼ばれ、私は前回の経験を活かして、慣熟走行でバイクのクラッチの感触を確かめることにしました。

検定用のバイクに乗り、ゆっくりとスピードを落とし、クラッチを切りながらアクセルを開け、クラッチが繋がる位置を何度も確認しました。すると、前回の検定時と同様に、クラッチの繋がりが早いことに気づきました。いつもの教習バイクでは、クラッチレバーを半分ほど離さないと繋がらないのに対し、この検定車はわずかに離すだけで繋がるのです。つまり、アクセルを早めに開けないと、波状路でのエンストが再び起こる可能性があるということです。もう波状路では、アクセルをブンブンと煽ることにしました。

私はウォーミングアップ走行では、アクセルを全開にしたり、クラッチを頻繁に操作し、バイクの挙動をチェックしました。車体を左右に傾けてジグザグ走行を行い、バイクの重さも確認しました。F1ドライバーのミハエル・シューマッハがスタート前にタイヤをスピンさせて温めていたように、アクセルを大げさにふかして、急発進させ、バイクの感触に慣れるようにしました。

ウォーミングアップ走行を終えると、試験官から「検定試験開始です」という合図があり、試験が始まりました。緊張しながらも、バイクの横に立ち、試験に臨む準備を整えました。

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検定試験の臨場感

緊張の中で、私は集中力を高めながら、試験を開始しました。まず右後方を確認し、ハンドルを握り、右手でブレーキをかけながらバイクを起こし、サイドスタンドを外しました。再び右後方を見て、バイクにまたがり、両方のサイドミラーを手で触り調整しました。

エンジンを始動するため、スイッチを入れ、ニュートラルの位置を確認し、右足でブレーキをかけながら左手でクラッチを握り、エンジンをかけました。右後方を確認し、足を踏み替えて1速にギアを入れ、右方向指示器を出します。その後、もう一度右後向を確認し、アクセルを開けて半クラッチでスタートしました。

スタート後、すぐに方向指示器を消し、1速から2速にギアチェンジしました。この検定用バイクでは、2速のギアが入りにくく、少し不快な感覚がありました。

バイク専用コースを一周し、スラローム、一本橋(平均台)、クランクを通過しました。特に注意が必要だったのが、波状路です。前回の失敗を繰り返さないよう、エンジンを高回転に保ちつつ、アクセルを煽るようにして通過しました。その後、S字、踏切、急制動を終え、普通車コースに入りました。

この二度目の検定では、No1コースが検定ルートになることが事前に分かっていました。補習教習もNo1コースで行われたため、最初の検定時のように複数のコースを覚える必要がなく、迷うこともありませんでした。試験終了後、自分の運転は比較的スムーズだったと感じましたが、やはり合否判定前は不安でいっぱいでした。

合格発表は13時30分に行われ、五人の受験者の中で、私を含めて三人が合格しました。

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念願の大型二輪免許取得の瞬間

検定試験に合格したその日、そのまま試験場で免許の手続きをすることにしました。合格発表後、16時までに試験場に到着すれば当日中に手続きが可能ということで、私はすぐに、江東試験場に向かいました。15時20分に試験場に到着し、平日の月曜日だったこともあり、人は少なくスムーズに手続きが進みました。ただ免許証発行前の待機時間は、意外にも長く感じました。私の免許証が完成したのは15時50分頃でした。

この瞬間が、私にとって大型二輪教習所を卒業する瞬間でもありました。教習所での様々な経験を経て、手元に新たな大型二輪免許証を持って、深い感動を覚えました。

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