バイクで夏を走るとき、風を感じて爽快な気分になる一方で、「手が蒸れて不快」「滑って操作しにくい」「転倒時に素手は危険」など、夏特有の悩みもつきものです。そんな悩みを解消してくれるのが、夏用のバイクグローブです。
最近では、メッシュ素材で通気性を確保しつつ、ナックルガードや掌パッドを備えた安全性の高いモデルも多く登場しており、快適さと安心感を同時に得られるようになっています。
また、スマホ操作に対応した便利な機能や、手にぴったりフィットするサイズ展開、デザイン性も年々進化しています。本記事では、通勤・街乗りからツーリング、スポーツ走行まで、用途に合わせたおすすめグローブを価格帯別に紹介しながら、素材の違いや選び方のコツまで丁寧に解説していきます。初めて夏用グローブを選ぶ方でも、自分にぴったりの一枚がきっと見つかりますよ。
なぜ夏にグローブが必須?バイク用メッシュグローブで快適&安全ライド!
バイクに乗るとき、夏だからといって素手で走るのはとても危険です。夏用バイクグローブは、暑さの中でも快適に、そして安全に走るための必須アイテムです。では、なぜ夏専用のグローブが必要なのでしょうか?主に3つの理由があります。

まずは、通気性の確保です。夏のライディングでは、直射日光やエンジンの熱で手元も蒸し暑くなります。そんな中、通常のレザーグローブでは汗がこもりやすく、不快感につながってしまいます。一方で、夏用グローブはメッシュ素材や通気孔が施されており、風を取り込みながら熱を逃がす設計になっています。これにより、長時間のライディングでも手が蒸れにくくなり、快適さが格段にアップします。
次に重要なのが、安全性の確保です。万が一転倒してしまった場合、咄嗟に手をついてしまうことがよくあります。素手では大きなケガにつながってしまう恐れがありますが、夏用グローブにはナックルガードや手のひら部分にパッドが装備されているものが多く、衝撃をしっかりと吸収してくれます。通気性と安全性のバランスが取れた設計が、夏用グローブの魅力でもあります。
さらに、操作性の向上も見逃せません。夏場は汗で手が滑りやすくなり、グリップやクラッチレバーの操作に支障をきたすことがあります。しかし、グローブを装着することで滑り止め効果が期待でき、しっかりとした操作感を維持できます。タッチパネル対応モデルを選べば、スマホのナビ操作もグローブを外さずにできて便利です。
その他にも、虫や飛び石などからの保護、紫外線による日焼け防止、走行風による乾燥や冷え対策など、夏用グローブにはさまざまなメリットがあります。
失敗しない!夏用バイクグローブの選び方5つのコツ【初心者向け】
夏のバイクライフを快適に、そして安全に楽しむためには、自分に合った夏用グローブの選び方がとても重要です。ここでは、初心者の方でもわかりやすいように、夏用グローブを選ぶ際にチェックしておきたい5つのポイントをご紹介します。

蒸れない&安心!メッシュグローブの通気性と安全性を両立する選び方
夏のグローブ選びでまず意識したいのが「通気性」です。走行中に風を取り入れて手を涼しく保つことは、夏の暑さや蒸れ対策として非常に大切です。
一方で、通気性だけにこだわってしまうと、安全性が犠牲になりがちです。特に転倒時に手の甲や掌を守るためのプロテクションが付いていないと、けがのリスクが高まります。通気性の高いメッシュ素材を使いながら、ナックルガードや掌のパッドがしっかり入っているモデルを選ぶと、快適さと安全性を両立できます。
素材別に比較!フルメッシュ・ハーフメッシュ・パンチングレザーの特徴と選び方
夏用グローブにはいくつかの素材があります。それぞれの特徴を知って、自分の使い方に合ったものを選びましょう。
フルメッシュ:手の甲から掌まで全体がメッシュ素材になっているタイプ。最も通気性に優れており、真夏でも涼しく過ごせますが、プロテクションが控えめなこともあるため、街乗りや短距離向けです。
ハーフメッシュ:メッシュとナイロン・レザーなどの素材を組み合わせたタイプ。風通しの良さと一定の強度があり、ツーリングにも使いやすいバランス型です。
パンチングレザー:レザーに小さな穴を開けて通気性を高めた素材。高級感や耐久性、安全性に優れていますが、真夏の高温時には少し暑く感じることもあります。
素材の違いは「涼しさ」「耐久性」「手の保護力」に関わるため、乗る距離やシチュエーションに応じて選ぶのがポイントです。
転倒時も安心!夏用グローブのプロテクション機能をチェックしよう
万が一の事故や転倒時、手をしっかり守ってくれるのがプロテクション機能です。以下のような装備があるかチェックしましょう。
ナックルガード:手の甲の関節を守る硬質素材のガード。転倒時に最も衝撃を受けやすい部分を保護します。
パームパッド:掌部分のクッション素材。地面への衝撃を吸収し、長時間のグリップ操作でも疲れにくくなります。
フィンガープロテクション:指の関節部を覆うパッドやスライダー。より安全性を重視する方におすすめです。
夏用グローブでもプロテクションの性能は製品によって大きく異なるため、走行スタイル(街乗りかツーリングか)によって選び方を変えることが大切です。
スマホ操作も快適!夏グローブの機能性で選ぶべきポイント3選
近年は、便利な機能が搭載された夏用グローブも増えています。特に注目したいのが以下のポイントです。
スマホ対応(タッチパネル対応):グローブを外さずにスマートフォンの操作ができるモデルは、ツーリング中のナビ確認などでとても便利です。
操作性とフィット感:指が動かしやすく、グリップやレバーの操作に支障が出ないよう、手にフィットするものを選びましょう。きつすぎると操作がしにくく、緩すぎるとズレやすくなります。
着脱のしやすさ:手首のベルクロ(面ファスナー)やジッパーの位置など、着け外しのしやすさも実用面で大切です。
機能性はライダーのストレスを減らし、より快適なバイクライフを支えてくれる要素です。
価格帯で選ぶ!コスパ抜群の夏用バイクグローブを見極めるコツ
グローブの価格は、数千円台のエントリーモデルから1万円以上の高級モデルまでさまざまです。価格だけで選ばず、用途に対して適正な性能を備えているかどうかで判断するのがポイントです。
3,000円以下:シンプルなメッシュ構造が中心。街乗り・通勤におすすめ。
5,000~8,000円:プロテクションや機能性のバランスが良く、ツーリングでも安心。
10,000円以上:パンチングレザーや高性能プロテクター装備の本格派。スポーツ走行や長距離ツーリング向き。
価格帯によって「快適性・安全性・耐久性」のバランスが変わるため、長く使うことを前提に選ぶのがおすすめです。
【早見表付き】夏グローブの選び方を総まとめ!失敗しないチェックポイント
チェックポイント | 内容 | 選び方のヒント |
---|---|---|
通気性と安全性 | メッシュの量とプロテクションの有無 | 用途別にバランスを見極める |
素材 | メッシュ・テキスタイル・パンチングレザーなど | 距離や使用環境に応じて選択 |
プロテクション装備 | ナックル・掌・指などの保護機能 | 高速・長距離では必須 |
機能性 | スマホ対応・操作性・着脱のしやすさ | 快適なライディングを支える要素 |
価格とコスパ | 3,000~10,000円以上まで | 価格より“価値”で選ぶ |
用途別おすすめグローブ6選|通勤・ツーリング・スポーツ走行に最適な1枚は?
夏用バイクグローブは、使うシーンによって選ぶべきモデルが変わってきます。ここでは「通勤・街乗り」「ツーリング」「スポーツ・高速走行」という3つの用途別に、初心者でも選びやすいおすすめグローブを紹介します。それぞれのモデルには特徴や価格帯もまとめていますので、ご自身のライディングスタイルに合ったものを見つけてください。
【通勤・街乗り向け】コスパ最強のおすすめメッシュグローブ2選
【ツーリングに最適】快適さと安全性を両立したグローブ2選
コミネ GK-183 プロテクトメッシュグローブ(約5,000円前後)
国内バイクギアブランド「コミネ」が手がける定番メッシュグローブです。ナックルにはハードプロテクター、手のひらには滑り止めと補強が施されており、プロテクションと通気性のバランスが非常に良好です。
手首のベルクロもしっかりしており、高速走行でも安心。装着時の軽さと操作性の良さも魅力で、ツーリングに慣れてきた中級者にもおすすめできるモデルです。
RSタイチ RST470 エアーグローブ(約7,000円〜)
スポーツバイク乗りにも人気のあるRSタイチのグローブ。3D構造の立体縫製で、手にしっかりフィットしながらも動かしやすい作りです。指先にはタッチパネル対応素材を採用しており、スマホの操作もグローブをつけたままできます。
メッシュ素材を広く使いながらも、手の甲と掌にしっかりとプロテクターを配置しており、安全性と快適性を両立したバランスのよい一品です。
【スポーツ走行・高速ライド】安全性最優先!高性能グローブ2選
アルパインスターズ SMX-R(約12,000円前後)
高性能バイクギアで知られるアルパインスターズのスポーツ向けモデル。フルレザー構造に通気性を持たせるパンチング加工を施し、ナックル・指・掌に複数のハードプロテクターを搭載しています。
タイトなフィット感で、操作性を極限まで高めており、スポーツ走行やワインディングなどアクティブなライディングにぴったり。夏でもしっかりと安全性を確保したい方におすすめのモデルです。
RSタイチ ラプター RST442(約12,000円前後)
RSタイチの上位グレードにあたるハイプロテクションモデルです。カーボン製のナックルプロテクター、掌スライダー、手首まで覆うロングカフ設計により、高速走行時でもしっかりとライダーの手を守ってくれます。
通気性も考慮されたパンチングレザーとメッシュ素材のコンビ構造で、ハードな走行を予定しているライダーや、長距離ツーリングにも適しています。
【夏用バイクグローブ素材の違い】フルメッシュ・レザーの特徴と選び方
夏用バイクグローブを選ぶとき、忘れてはならないのが「素材の違い」です。同じメッシュグローブでも、使われている素材によって通気性・安全性・操作感などが大きく変わります。ここでは、代表的な3つの素材タイプについて、それぞれのメリット・デメリットを詳しく解説します。
【フルメッシュグローブの特徴】真夏に最適だが安全性に注意
メリット
抜群の通気性
グローブ全体がメッシュ素材で構成されており、風がしっかり通るため、真夏でも蒸れにくく、非常に快適です。
軽量で柔らかい着け心地
合成繊維中心のため装着感が軽く、長時間の使用でも疲れにくいのが特徴です。
価格が比較的安い
安価なモデルが多く、初めての夏用グローブとして手に取りやすい傾向があります。
デメリット
安全性は控えめ
素材の耐久性が低く、転倒時に破れやすいため、保護力を重視する方には物足りないことも。
虫や飛び石に弱い
生地が薄いため、走行中の飛来物によっては痛みを感じることがあります。
耐久性は短め
使い方によっては1シーズンでへたることもあるため、消耗品として割り切る必要があります。
【ハーフメッシュ&パンチングレザー】夏のバイク用に最適なバランス型素材とは
メリット
通気性と安全性を両立
メッシュとレザーやナイロンなどを組み合わせることで、涼しさと保護力をバランスよく備えています。
プロテクション装備が豊富
ナックルガードや掌パッドが付いているモデルが多く、転倒時も安心です。
見た目がスマートで耐久性が高い
街乗りからツーリングまで幅広く使えるため、汎用性が高いのも魅力です。
デメリット
フルメッシュに比べてやや暑い
メッシュ部分の面積が少ない分、真夏の炎天下では蒸れやすくなる場合があります。
価格は中価格帯以上
素材と装備のバランスが取れている分、価格はやや高めの傾向があります。
【パンチングレザーグローブ】安全性重視の夏用選択肢とは?
メリット
高い安全性と耐久性
レザーは摩耗に強く、万が一の転倒時にも手をしっかり守ってくれます。ハードな走行や高速道路走行にも適しています。
手に馴染む質感
使い込むほどに手にフィットしていくため、愛着が湧きやすいのが特徴です。
プロテクター付きモデルが多い
カーボンナックルガードやパームスライダーなど、ハイレベルな装備を備えたものが多く、安全性を重視する方に最適です。
デメリット
通気性が最も低い
パンチング加工(小さな穴)で多少の風通しはあるものの、夏の高温下では熱がこもりやすく、暑さを感じやすいです。
重さと硬さがある
着け始めは革が固く、慣れるまで時間がかかることも。重く感じる方もいます。
価格は高め
高性能モデルが多く、1万円を超える製品も一般的です。
【グローブ素材別比較表】通気性・安全性・価格で見るおすすめ用途
素材タイプ | 通気性 | 安全性 | 重さ | 価格帯 | 推奨用途 |
---|---|---|---|---|---|
フルメッシュ | ★★★★★ | ★★☆☆☆ | 軽い | 〜5,000円 | 街乗り・通勤 |
ハーフメッシュ/パンチングレザー | ★★★★☆ | ★★★★☆ | 普通 | 5,000〜8,000円 | ツーリング |
フルレザー(パンチ加工) | ★★☆☆☆ | ★★★★★ | やや重い | 8,000円〜 | 高速・スポーツ走行 |
素材選びにおいては、「どんな季節に、どんな乗り方をするか」を基準に考えると失敗しません。涼しさを最優先するならフルメッシュ、安全性を重視するならレザー系、バランス重視ならハーフメッシュが最適です。
【夏用バイクグローブ機能ガイド】快適性と実用性を両立させるチェックポイント
夏用バイクグローブを選ぶうえで、素材やプロテクションだけでなく、「どんな機能があるか」も非常に重要です。ここでは、ライダーが特にチェックしておきたい4つの機能について、初心者の方にもわかりやすく解説します。
【スマホ対応グローブ】ライディング中の操作性を高める機能とは
近年の多くのバイクグローブには、指先に導電素材が使われており、グローブをしたままスマートフォンやナビのタッチパネルを操作できる機能が付いています。特に、ツーリング中にナビ確認をしたり、写真を撮ったり、緊急時に連絡したりといった場面では、この機能の有無が非常に大きな差になります。
ただし、安価なモデルでは反応が鈍くなったり、使用回数によって導電性が弱くなったりすることもあります。購入時は「タッチパネル対応」と明記されているか、指先の素材が通常と異なっているかをチェックすると良いでしょう。
【グローブの安全性能】ナックル・掌パッドのプロテクション配置ガイド
グローブには、万が一の転倒に備えてさまざまな部位にプロテクターが備えられています。これらの配置や種類を理解しておくと、より安全性の高いグローブを選ぶことができます。
ナックルガード(手の甲)
最も代表的な保護パーツで、転倒時に地面との衝撃から指の関節や手の甲を守ります。ハード素材やセミハード素材が使用されることが多いです。
パームプロテクター(掌)
滑って倒れたときに最初に地面に接する掌を保護します。衝撃吸収パッドが入っていたり、レザーで補強されているモデルもあります。
フィンガープロテクション(指)
指の関節部分に小型のパッドが配置されているモデルもあり、細かい動きの安全性を高めます。
プロテクションは多ければ良いというわけではありませんが、自分の走行スタイル(街乗り/ツーリング/高速など)に合わせて、必要な保護を選びましょう。
【失敗しないグローブサイズ選び】フィット感で操作性が激変!
グローブの快適性と操作性は「サイズ感」で大きく左右されます。小さすぎると指が突っ張ってしまい、クラッチやブレーキ操作に支障が出ます。逆に大きすぎると、ズレてしまい安全性が損なわれることも。
指にほんの少し余裕があるくらいが理想的です。グローブの先端に1cm弱の隙間があると、長時間の使用でも疲れにくくなります。
レザー系のグローブは使い始めにきつめでもOK。革は使い込むことで馴染んで伸びるため、最初に少しタイトなものを選ぶ方が長く快適に使えます。
可能であれば実店舗での試着が望ましいですが、ネット購入の場合はメーカーのサイズガイドを必ず確認し、自分の手のひらの幅や周囲の長さと照らし合わせて選びましょう。
【夏対策グッズ】インナーグローブと冷感ミストで快適さアップ
真夏の長時間ライディングでは、汗や熱気でグローブ内部が蒸れやすくなります。そんな時に役立つのが、インナーグローブや冷感ミストスプレーといった補助アイテムです。
インナーグローブ
吸汗速乾素材や接触冷感素材を使ったインナーグローブは、直接グローブに汗がしみ込むのを防ぎ、快適さを保ってくれます。薄手でグローブのサイズに影響を与えにくいので、夏の暑さ対策に効果的です。
冷感スプレー/ミスト
グローブの内側や衣服に直接スプレーすることで、ひんやりとした感覚が得られ、ライディング中の不快感を軽減します。消臭効果を兼ねた製品もあり、ツーリング先でのリフレッシュにも便利です。
【夏用グローブ選び】4つの機能で快適さと安全性をチェック!
項目 | 内容 | チェックポイント |
---|---|---|
スマホ対応 | グローブをつけたまま操作可 | 指先に導電素材があるか |
プロテクター | ナックル・掌・指を保護 | 自分の走行スタイルに合った配置か |
サイズ選び | フィット感と操作性に直結 | 指にやや余裕/革は伸びを想定 |
インナーグローブ/ミスト | 夏の快適性を保つ補助アイテム | 汗対策・冷感・防臭目的で活用 |
グローブは単なる防具ではなく、操作性と快適性を支える大事なパートナー。ちょっとした機能の有無が、夏のライディング体験を大きく左右します。
【2025年版】価格別おすすめ夏用バイクグローブまとめ
夏用バイクグローブを選ぶ際には、どれくらいの価格帯でどんな性能が得られるのかを知ることが大切です。ここでは2025年夏におすすめのグローブを、価格帯別に分けてご紹介します。コスパ重視から高機能モデルまで、あなたのバイクライフにぴったりの一枚を見つけてください。
【3,000円以下】コスパ抜群!街乗り・通勤に最適な夏グローブ
【5,000円前後】快適&安全性を兼ね備えた夏用グローブ特集
【8,000円以上】ハイエンド夏用バイクグローブおすすめモデル
RSタイチ RST442 ラプター(約12,000円前後)
ハードな走行にも対応するハイプロテクションモデル。カーボンナックルプロテクターや掌スライダーなど、安全性を重視した設計が施されています。高速道路での巡航や、ワインディングを楽しむツーリングライダーにおすすめ。スマホ操作対応や耐久性にも優れています。
アルパインスターズ SMX-R(約13,000円前後)
世界的なバイクギアブランドが手がけるスポーツ向けグローブ。本革ベースにパンチング加工を施し、耐摩耗性と通気性を両立しています。CE規格の認証を取得しており、安全面ではトップクラス。フィット感も抜群で、サーキット走行や長距離高速ツーリングを楽しみたいライダー向けです。
価格帯によって選べるグローブの性能や素材、装備は大きく異なります。大切なのは「どこまでの性能を求めるか」「自分の使い方に合っているか」です。
【夏用グローブQ&A】選び方や安全性に関するよくある疑問を解決
夏用グローブについての疑問に、わかりやすくお答えします!
Q1:「メッシュグローブって本当に安全?」
A1:通気性はピカイチですが、やはり安全面は素材次第です。
フルメッシュは風通しが良くて快適ですが、万が一転倒すると耐摩耗性が低いため、生地が裂けやすく、腕や手を大きく守る性能は少し物足りないことがあります。
しかし、ナックルガードや掌パッドなどのプロテクション付きメッシュモデルを選べば、通気性と安全性を程よく両立できるため、街乗りや通勤、軽めのツーリングには十分おすすめできます。
Q2:「夏でもレザーグローブって使えるの?」
A2:パンチング(穴あき)レザーなら、暑さに強く、安全性も高い選択です。
フルレザーは通気性に劣りますが、パンチ加工(小さな通気穴を空けたタイプ)や通気パネルが施されたモデルなら、夏でも使える設計です。しっかりとした通気性を持ちながら本革ならではの高耐久性・安全性が得られ、安全重視で夏も安心して使える良い選択肢ですよ。
Q3:「サイズ選びのコツは?」
A3:最初は“少しきつめ”を選び、可能なら試着するのがベストです。
グローブは使用しているうちに革や素材が手に馴染んで伸びてくるものが多いため、特にパンチングレザーやプロテクション付きのモデルでは、一度サイズアップよりも少しタイト目を選ぶのがおすすめです。
また、メーカーによってサイズ感が異なるので、実店舗での試着や、公式サイズ表で実寸との照らし合わせは必須。指先に1cm弱の遊びがあると、長時間でも疲れにくく、動かしやすいフィット感になります。
【夏用バイクグローブの選び方まとめ】用途と機能で最適な一枚を見つけよう
夏用バイクグローブは、快適な走りと安全を両立するための欠かせないアイテムです。本記事では、素材の違い、機能性、価格帯ごとのおすすめモデルまで詳しくご紹介してきました。ここであらためて、内容をコンパクトに振り返ってみましょう。
【比較表付き】夏用グローブ選びで押さえるべき6つのチェックポイント
項目 | チェックポイント | おすすめタイプ |
---|---|---|
通気性 | メッシュ素材の使用量と配置 | フルメッシュ or ハーフメッシュ |
安全性 | ナックルガード、掌パッドの有無 | プロテクション装備モデル |
素材 | メッシュ、パンチングレザーなど | 使用環境に応じて選択 |
機能性 | スマホ対応・サイズ感・操作性 | タッチ対応、ストレッチ構造 |
価格帯 | 2,000円〜14,000円前後 | 用途と頻度で選び分け |
用途別 | 街乗り、ツーリング、スポーツ | 目的別に最適化 |
【初心者必見】コミネGK-183が選ばれる理由と魅力とは?
初めて夏用グローブを選ぶなら、機能性・プロテクション・通気性のバランスが非常に良いコミネ GK-183 プロテクトメッシュグローブが断然おすすめです。街乗りにもツーリングにも対応でき、価格も手頃。日本ブランドならではの安心感もあります。
バイクグローブは、走りの快適さと安全性に直結する重要な装備です。夏のライディングが楽しくなる一枚を、ぜひ見つけてくださいね。