真夏のツーリング、暑さにうんざりしていませんか?
そんなバイク乗りにおすすめなのが「避暑ツーリング」です。
関東には、標高の高い高原や山道、湖畔など、涼しく快適に走れるスポットがたくさんあります。本記事では、初心者や女性ライダーでも安心して楽しめる関東近郊の避暑ツーリングスポットを厳選してご紹介。走りやすさはもちろん、景色や立ち寄りスポットも充実したルートばかりです。
今年の夏は、涼しい風を感じながらバイクで快走しませんか?
避暑ツーリング前に準備したい3つの基本ポイント【関東版】
避暑ツーリングでは、ただ涼しい場所を選べばいいというわけではありません。標高が高い場所では気温が急激に下がることもありますし、天候の変化も激しくなります。以下のポイントを押さえて、安全で快適なツーリングを楽しみましょう。

- 服装は重ね着が基本:昼間は涼しくても朝晩は冷え込むため、薄手の防風ジャケットやインナーの用意が必要です。
- 天気の確認は必須:山間部では急な雨や霧が出やすいため、出発前には最新の天気情報をチェックしましょう。
- 休憩と水分補給を忘れずに:涼しいとはいえ、夏場のツーリングは体力を消耗します。こまめな休憩と水分補給を意識してください。
関東の涼しい絶景ルート7選|夏に最適な避暑ツーリングスポット
東京都内から行ける涼スポット|奥多摩ツーリングの魅力とは?
東京都心から約2時間とアクセス抜群の奥多摩は、都会の喧騒から離れて自然の中を走ることができる人気エリアです。奥多摩湖や檜原村、払沢の滝など涼を感じられるスポットが点在しています。清流沿いや森林の中を走ることで、体感温度がぐっと下がります。
道路も整備されており、初心者ライダーでも安心して走行できます。道の駅たばやまや、ライダーズカフェも点在しているので、休憩にも困りません。

夏も快適!軽井沢高原ツーリングで涼しさと観光を満喫
避暑地の代名詞とも言える軽井沢は、標高約1,000mに位置しており、夏でも涼しく快適です。碓氷峠を越えるワインディングロードは、走る楽しさとともに自然の美しさを満喫できます。
旧軽井沢での散策や、塩沢湖など観光名所にも立ち寄れるため、ツーリング+観光という楽しみ方ができるのも魅力です。朝晩の冷え込みがあるので、防寒対策は忘れずに。

箱根ターンパイク・小涌谷周辺|神奈川の爽快避暑ツーリングルート
神奈川県西部の箱根エリアは、標高差のあるワインディングが特徴で、特にターンパイクはライダーに大人気のスポットです。展望エリアからは富士山や相模湾を望める絶景が広がり、涼しい風とともに爽快な気分になれます。

小涌谷周辺では、温泉やおしゃれなカフェも点在しており、女性ライダーにもおすすめです。ただし、ターンパイクは有料道路(二輪車650円)であること、125cc以下のバイクは通行できないため、事前にルートの確認が必要です。大涌谷は標高が高いので、とても涼しいです。

榛名山と榛名湖で自然満喫!群馬の避暑ツーリング定番コース
群馬県の榛名エリアは、関東圏からのアクセスも良く、日帰りツーリングに最適なスポットです。榛名山を囲むワインディングロードは、走りごたえがありながらも交通量が少なめで快適です。
標高約1,000mの榛名湖周辺は真夏でも涼しく、湖畔の空気が心地よいです。近隣には温泉地もあり、疲れを癒すのにもぴったりです。

絶景ワインディングが魅力|妙義山ツーリングで涼を楽しむ
独特な岩峰群で知られる妙義山は、景観のインパクトもあり、避暑地としても魅力的です。妙義山道路(県道196号)はカーブの多いルートですが、走りごたえがありライダーの人気を集めています。
途中にある道の駅みょうぎや展望台では、雄大な景色とともに一休みできます。道幅が狭い部分もあるため、初心者の方は無理せず走行してください。現在一部の登山道は立ち入り禁止区域があるため、最新情報の確認をおすすめします。

日光・いろは坂・戦場ヶ原|栃木の高原ルートで夏ツーリングを満喫
栃木県の日光は、歴史ある観光地でありながら、ツーリングスポットとしても高い人気を誇ります。いろは坂は急カーブが続くため注意が必要ですが、走り応えがあり、上った先には涼しい高原地帯が広がっています。
華厳の滝や戦場ヶ原では、自然と涼を同時に楽しめます。特に夏場は避暑を求めて多くの観光客が訪れるため、早朝出発がおすすめです。

標高2,300mの涼風体験|富士スバルラインで真夏の避暑ツーリング
富士山五合目まで駆け上がるスバルラインは、標高2,300m以上まで一気に上がることができ、真夏でも20℃を下回ることもあります。まさに「天然の冷房」と言える環境で、夏の暑さを完全に忘れさせてくれます。

景色はまさに絶景の連続。空気も澄んでいて、夏の疲れを吹き飛ばしてくれるような清々しさです。気温差が激しいので、防寒対策はしっかりと行いましょう。
初心者・女性ライダーでも安心!避暑ツーリングを快適に楽しむコツ
避暑ツーリングは魅力的ですが、標高差や気温差、走行距離などに注意が必要です。初心者や女性ライダーの方は、以下のポイントを押さえておきましょう。

夏でも油断禁物!避暑ツーリングの服装と装備チェックリスト
メッシュジャケットだけでなく、防風インナーやウィンドブレーカーを携帯すると安心です。標高が高いエリアでは、夏でも10℃台まで冷え込むことがあります。また緑の多い大自然の中では、日焼け止めと虫よけも必須です。
安全第一!ツーリングルートは休憩ポイント込みで無理なく設定
いきなり長距離のワインディングに挑むのではなく、途中に休憩ポイントや道の駅を入れたプランを立てましょう。無理のない行程が、安全と快適さにつながります。真夏は体力が消耗するので、2時間以内で休憩しましょう。
山道ツーリング前に確認すべき道路情報と交通規制ポイント
山道では通行止めや落石などが発生することもあります。出発前には道路状況や交通規制の情報を確認しておくことが大切です。
関東の避暑地を走ろう!夏ツーリングを快適にするまとめと提案
夏でもバイクを楽しみたい方にとって、「避暑ツーリング」は最高の選択肢です。関東には、軽井沢や箱根ターンパイク、妙義山、日光、富士スバルラインなど、魅力的な涼感スポットが揃っています。

しっかりと準備をして、安全第一でツーリングに出かけましょう。風を感じながら涼しい空気を浴びるツーリングは、心も身体もリフレッシュしてくれます。ぜひ、この夏の思い出に残るバイク旅を楽しんでください。