バイクの免許を取得したけれど、どの排気量のバイクを選べば良いか迷っていませんか?
特に「中型バイク(250cc〜400cc)」は、初心者からベテランまで幅広いライダーに支持される、まさに日本のツーリングに最適なクラスです。街乗りでの扱いやすさと、高速道路を使った遠出もこなせるパワーのバランスは、あなたの行動範囲を劇的に広げてくれるでしょう。
この記事では、これからツーリングデビューを考えている方に向けて、中型バイクならではの魅力やメリット、2026年最新のおすすめ車種、そして関東近郊の絶景ツーリングスポットをご紹介します。
また、長距離走行でも疲れないためのコツや、快適・安全な旅に欠かせない必須アイテムについても詳しく解説します。愛車と共に風を切って走る喜び、旅先で出会う感動。そんな素晴らしいバイクライフの第一歩を、この記事から始めてみませんか?あなたにぴったりの一台と、最高の旅のプランが見つかるはずです。
なぜ中型バイクがツーリングに最適なのか
中型バイク、つまり普通自動二輪免許で乗れる400cc以下のクラスが、なぜこれほどまでに多くのライダーに選ばれているのでしょうか。
その理由は、日本の交通環境とライダーの心理に寄り添った絶妙なバランスにあります。
扱いやすさとパワーの黄金比
中型バイクの最大のメリットは、何と言ってもその扱いやすさです。
大型バイクのような圧倒的な重量やパワーがない分、ライダーが主導権を握ってコントロールできる感覚があります。
特に日本のツーリングスポットは、狭い山道や入り組んだ海岸線が多く、小回りが利く車体は大きな武器になります。
Uターンや駐車時の取り回しに不安が少ないことは、旅先での心の余裕に直結します。
「立ちゴケしたらどうしよう」という不安が少ないだけで、景色を楽しむ余裕が生まれるのです。
一方で、原付や125ccクラスとは異なり、高速道路を利用できる点も決定的な違いです。
週末を利用して少し遠出をしたいとき、高速道路を使って時間を短縮できるのは大きな強みです。
400ccクラスであれば、長距離の高速巡航も余裕を持ってこなせますし、250ccクラスでも近年はエンジン性能が向上しており、法定速度内であれば十分快適に走行できます。
維持費とコストパフォーマンスの良さ
バイクライフを長く楽しむためには、経済的な側面も無視できません。
中型バイクは車体価格が比較的手頃であるだけでなく、燃費性能に優れたモデルが多いのも特徴です。
特に250ccクラスには車検がないため、維持費を大幅に抑えることができます。
浮いた費用をツーリング先の食事や宿泊費、あるいはカスタムパーツやウェア代に回すことができるのは、趣味として楽しむ上で非常に大きなメリットと言えるでしょう。
400ccクラスは車検が必要ですが、その分しっかりとした整備を受ける機会が確保されるため、安心して長く乗り続けられるという見方もできます。
大型バイクに比べて消耗品(タイヤやチェーンなど)の交換費用も安価で済むことが多く、トータルでのコストパフォーマンスは非常に優れています。
250ccと400cc どちらを選ぶべきか
中型バイク選びで最も悩ましいのが、250ccにするか400ccにするかという問題です。
それぞれの特徴を理解し、自分のツーリングスタイルに合った排気量を選びましょう。
気軽さと経済性の250cc
250ccクラスの最大の魅力は、やはり車検がないことによる維持費の安さと、車体の軽さです。
街乗りから日帰りツーリング、たまに一泊二日の旅行といった使い方であれば、250ccは最強のパートナーになります。
車体が軽いため、女性や小柄な方でも扱いやすく、狭い駐輪場や砂利道の駐車場でも気負わずに停めることができます。
高速道路での追い越し加速などでは少しパワー不足を感じる場面があるかもしれませんが、のんびりと景色を楽しみながら走るスタイルであれば、不満を感じることは少ないでしょう。
近年のモデルはデザインも洗練されており、所有感を満たしてくれる車種が増えています。
余裕の走りと安定感の400cc
400ccクラスは、普通二輪免許で乗れる最大排気量であり、そのパワーとトルクは250ccとは一線を画します。
特に高速道路を使った長距離ツーリングや、タンデム(二人乗り)をする機会が多い方には、迷わず400ccをおすすめします。
車重があることで横風の影響を受けにくく、どっしりとした安定感があるため、長時間の走行でも疲れにくいのが特徴です。
「大型バイクに憧れるけれど、免許取得や取り回しに不安がある」という方にとって、400ccは大型バイクに近い走行性能と、中型バイクの手軽さを両立した理想的なクラスと言えます。
車検費用はかかりますが、それに見合うだけの走行性能と満足感が得られるはずです。
2026年最新 おすすめの中型ツーリングバイク
各メーカーから魅力的なモデルが多数ラインナップされていますが、ここでは特にツーリング適性が高く、初心者にもおすすめできるモデルをジャンル別にご紹介します。
クルーザータイプ:足つき抜群でゆったり走れる
現在、圧倒的な人気を誇るのがホンダの「レブル250」です。
シンプルでクールなデザインと、足つき性の良さが多くのライダーに支持されています。
シート高が低いため、信号待ちなどの停車時にも不安がなく、初心者の方でも安心して乗ることができます。
エンジン特性もマイルドで扱いやすく、景色を眺めながらトコトコと走るのに最適です。
高速道路を多用するなら、よりパワーのある400ccクラスのカワサキ「エリミネーター」も有力な選択肢です。

スポーツ・ツアラータイプ:風を切り裂く快適性
高速道路を使って遠くまで行きたい方には、フルカウル(風防)を装備したモデルがおすすめです。
カワサキの「Ninja 400」やヤマハの「YZF-R25」などが代表的です。
カウルが走行風を整流してくれるため、ライダーの身体に当たる風圧が減り、疲労を大幅に軽減してくれます。
スポーティーな見た目ですが、ハンドルの位置はそれほど低くないモデルが多く、意外と楽な姿勢で乗ることができます。
2026年には新型の「Ninja 500」なども注目されており、このカテゴリーはますます盛り上がりを見せています。

クラシック・ネイキッドタイプ:バイクらしい鼓動感
「バイクと言えばこの形」というオーソドックスなスタイルを好む方には、ホンダの「GB350」がおすすめです。
空冷単気筒エンジンの「ドコドコ」という心地よい鼓動感とサウンドは、乗っているだけで癒やされる感覚があります。
速さを競うのではなく、流れる景色とエンジンの鼓動を楽しみながら走る、大人のツーリングにぴったりです。
また、生産終了となってしまいましたが、中古市場で根強い人気を誇るホンダ「CB400 SUPER FOUR」も、4気筒エンジンの滑らかな吹け上がりと教習車にも採用される扱いやすさで、依然として名車としての地位を確立しています。

アドベンチャータイプ:どこまでも走れる積載性
キャンプツーリングや長旅を考えているなら、スズキの「V-ストローム250SX」などのアドベンチャーモデルが最強です。

大容量の燃料タンクによる長い航続距離、荷物をたくさん積める頑丈なキャリア、そして未舗装路も走れる走破性の高さが魅力です。
ウインドスクリーンやナックルガードなどの快適装備も充実しており、まさに「旅するためのバイク」と言えます。
関東近郊 おすすめツーリングスポット
中型バイクを手に入れたら、まずは日帰りで行ける関東近郊のスポットを目指してみましょう。
初心者でも走りやすく、バイクならではの魅力を感じられる場所を厳選しました。
バイク乗りの聖地「箱根・芦ノ湖エリア」
神奈川県の箱根は、関東のライダーにとって定番中の定番スポットです。
特に「アネスト岩田ターンパイク箱根」は、緩やかなカーブと長い直線が続く有料道路で、まるで空に向かって走っているような爽快感を味わえます。

頂上の大観山からは、天気が良ければ美しい富士山と芦ノ湖を一望できます。
周辺には温泉や美術館も多く、走るだけでなく観光も楽しめるのが魅力です。
ただし、休日は交通量が多いので、早朝の出発をおすすめします。

大自然とワインディング「奥多摩・周遊道路」
東京都心からアクセスしやすい大自然といえば奥多摩です。
「奥多摩周遊道路」は、適度なカーブが続くワインディングロードとして人気があり、四季折々の自然を感じながら走ることができます。

途中の「都民の森」はライダーの休憩スポットとして有名で、多くのバイクが集まります。
近くには「あきる野市」の秋川渓谷もあり、清流を眺めながらのんびりと走るのも良いでしょう。
夏は涼しく、秋は紅葉が美しい、季節を変えて何度も訪れたくなる場所です。
海風を感じる「江の島・湘南エリア」
海沿いの道を走りたいなら、国道134号線を通って江の島を目指すルートがおすすめです。
左手に湘南の海を見ながら走る開放感は格別です。
江の島にはバイク専用の駐車場も整備されており、島内を散策して名物のしらす丼を食べるのも楽しみの一つです。
ただし、夏場や休日の日中は非常に混雑するため、朝一番の澄んだ空気の中を走り、混み始める前に帰路につく「朝駆け」スタイルがスマートです。

ライダー歓迎のまち「秩父・小鹿神社」
埼玉県秩父郡小鹿野町にある「小鹿(おがノ)神社」は、バイクによる町おこしを行っていることで知られ、多くのライダーが交通安全祈願に訪れます。
境内にはバイク専用の駐車場があり、オリジナルのステッカーやお守りも人気です。
秩父エリアは山間の道が気持ちよく、名物の「わらじカツ丼」や「豚みそ丼」など、グルメも充実しています。
都心からの距離も程よく、日帰りツーリングの目的地として最適です。
快適なツーリングのための必須装備
バイク本体だけでなく、装備品を充実させることでツーリングの快適性と安全性は劇的に向上します。
スマートフォンホルダーとUSB電源
現代のツーリングにおいて、ナビゲーションアプリは必須と言っても過言ではありません。
スマートフォンをハンドルの見やすい位置に固定するホルダーと、充電切れを防ぐためのUSB電源は、納車と同時に取り付けておきたいアイテムです。
ただし、走行中の画面注視は非常に危険ですので、操作は必ず安全な場所に停車して行いましょう。
また、バイクの振動でスマートフォンのカメラ機能が故障することを防ぐため、振動吸収ダンパー付きのホルダーを選ぶことを強くおすすめします。
もしもの時の「ドライブレコーダー」
近年、急速に普及しているのがバイク用のドライブレコーダーです。
万が一の事故やあおり運転に遭遇した際、客観的な証拠映像を残すことができるため、自分の身を守るための「お守り」として非常に重要です。
また、ツーリング中の絶景や仲間との走行シーンを記録し、後で見返して楽しむという使い方もできます。
2026年の最新モデルでは、夜間でも鮮明に映る高感度センサーや、4K画質に対応したモデルも登場しており、旅の思い出を高画質で残すことができます。
お尻の痛みを軽減する「ゲル座布団」
長距離を走ると必ずと言っていいほど悩まされるのが「お尻の痛み」です。
シートの上に敷くタイプのゲル入りクッション(通称:ゲルザブなど)を使用することで、体圧を分散し、痛みを大幅に軽減することができます。
見た目は少し変わるかもしれませんが、一度使うと手放せなくなる快適アイテムです。
急な天候変化に備える「レインウェア」
山の天気は変わりやすく、予報が晴れでも急に雨が降ることがあります。
バイク用のレインウェアは、防水性だけでなく、走行風によるバタつきを抑える設計や、蒸れを防ぐ透湿性に優れています。
コンパクトに収納できるものを選び、常にバイクに積んでおくか、バッグに入れておくと安心です。
コンビニで売っているビニール合羽とは快適性が段違いですので、専用品を一着持っておきましょう。
長距離ツーリングを疲れずに楽しむコツ
せっかくのツーリングも、疲労困憊してしまっては楽しさが半減してしまいます。
長く走り続けるためには、いくつかのコツがあります。
こまめな休憩が鉄則
「疲れたな」と感じる前に休憩を取ることが重要です。
目安としては、1時間に1回、10分〜15分程度の休憩を挟みましょう。
バイクから降りてヘルメットを脱ぎ、ストレッチをして体をほぐすだけで、血流が良くなり集中力が回復します。
道の駅やサービスエリアに立ち寄り、その土地の特産品を少しつまむのも、ツーリングの醍醐味であり、良い気分転換になります。
無理のないライディングポジション
ずっと同じ姿勢で固まっていると、首や肩、腰に負担がかかります。
走行中は意識して肩の力を抜き、ニーグリップ(太ももでタンクを挟む)をしっかり行うことで、上半身をリラックスさせましょう。
また、検索需要でも「首が痛い」という悩みが散見されますが、これはヘルメットの重さや風圧に耐えようとして首に力が入りすぎていることが原因の場合が多いです。
ウインドスクリーンを活用したり、軽量なヘルメットを選んだりすることも有効な対策です。
積載方法を工夫する
荷物を背負って走る「リュックサック」スタイルは、短時間なら手軽で良いのですが、長距離になると肩への負担が大きく、疲労の原因になります。
ツーリングネットやシートバッグ、サイドバッグなどを活用し、荷物はバイクに積載しましょう。
身体をフリーにすることで、驚くほど疲労感が軽減されます。
最近のシートバッグは取り付けが簡単で、デザインも多様なものが販売されています。
まとめ
中型バイクは、日本の美しい四季や風景を楽しむための最高のツールです。
250ccの手軽さも、400ccの余裕も、それぞれに素晴らしい魅力があります。
自分のライフスタイルや好みに合った一台を見つけ、しっかりとした装備と無理のない計画で出かければ、そこには新しい発見と感動が待っています。
最初は近場のカフェに行くことから始めて、徐々に距離を延ばしていけば大丈夫です。
風の匂い、エンジンの鼓動、そして旅先での出会い。
バイクだからこそ感じられる世界へ、ぜひ中型バイクと共に走り出してください。
安全運転を心がけ、最高のバイクライフを楽しみましょう。
