夏の暑さから逃れて、心地よい風と絶景の中を走る──そんな理想を叶えてくれるのが「避暑ツーリング 富士五湖」です。
標高が高く、都市部よりも気温が5〜10℃ほど低い富士五湖エリアは、真夏でも涼しさを感じられる絶好のツーリングスポット。山中湖、河口湖、西湖、精進湖、本栖湖という5つの湖と、雄大な富士山の風景が織りなすコースは、ライダーの心と身体を癒してくれます。
さらに、天然のクールスポットや地元グルメ、日帰り温泉など、ツーリングの合間に楽しめるスポットも充実しており、初心者や女性ライダーにも優しい環境が整っています。
本記事では、避暑地として人気の富士五湖周辺を巡るおすすめルートや立ち寄りスポット、安全対策まで、快適で充実したツーリングのための情報を詳しくご紹介します。今年の夏は、爽快な走りと癒しを求めて、富士五湖へ避暑ツーリングに出かけてみませんか?
なぜ富士五湖は真夏の避暑ツーリングに人気なのか?その理由を徹底解説!
富士五湖エリアは、標高が高いため夏でも気温が低く、避暑ツーリングにぴったりの場所です。特に標高900~1,000メートルほどの高原地帯に位置しているため、都市部と比べて5~10度ほど気温が低いことも珍しくありません。

また、富士山と湖が織りなす絶景が広がるエリアで、視覚的な癒しも提供してくれます。特に晴れた日のツーリングでは、澄み切った青空と富士山の雄大な姿、きらめく湖面が心を癒してくれます。都心からのアクセスも良好で、中央道や東富士五湖道路を利用すれば2時間ほどで到着可能なため、日帰りでも十分に楽しめます。

さらに、周囲には観光施設やカフェ、温泉施設も点在しており、ツーリング途中で立ち寄る楽しみも豊富です。夏の暑さを避けて、爽快な風を感じながら走るには最適なエリアといえるでしょう。
【エリア別ガイド】富士五湖の絶景ツーリングルート完全紹介!
山中湖ツーリング|富士山と湖畔の絶景に癒される爽快ルート
山中湖は富士五湖の中で最も標高が高く、涼しさを感じやすいエリアです。湖畔をぐるっと走る道路は比較的平坦で見通しが良く、初心者ライダーにもおすすめ。富士山のビュースポットである「パノラマ台」では、湖越しに富士山を望むことができ、写真撮影にも最適です。

また、湖畔にはカフェやお土産店も点在しており、休憩にも困りません。白鳥が泳ぐ姿が見られるエリアもあり、自然と調和した癒しの時間を楽しめます。
河口湖で楽しむ避暑ツーリング|観光も満喫できる快適ルート
河口湖は観光地としても有名で、湖畔には数多くのカフェやレストラン、美術館などが立ち並んでいます。湖の北岸を走れば、富士山と湖を同時に望む絶景ポイントがいくつもあり、走るだけでも満足感が得られます。

また、近くには富岳風穴や鳴沢氷穴といった天然の冷風洞窟があり、真夏でも10度前後の冷気を体験できます。ツーリングの途中に立ち寄れば、自然の冷房でクールダウンできます。
西湖・精進湖・本栖湖ツーリング|静寂と自然美に包まれる癒しの道
これらの湖は観光客が比較的少なく、交通量も少なめ。林に囲まれた道を走ることが多く、夏でも木陰が続き、非常に涼しい環境でツーリングが楽しめます。

本栖湖は特に水の透明度が高く、静かに佇む湖面に富士山が映る姿は絶景です。また、「千円札の富士山」として知られるスポットもあり、記念撮影にぴったりです。自然と一体になれるような、癒しのルートです。
富士五湖ツーリング向け|便利で無料のおすすめバイク駐車場まとめ
富士五湖の河口湖、西湖、精進湖、本栖湖、山中湖は、道路の渋滞がなければ快適に走ることができます。それぞれ20分程度で到着します。それぞれの無料駐車場を紹介します。
なお、売店やトイレ、休憩施設が最も整備されているのは河口湖の大石公園です。大石公園でゆっくり休憩してからツーリングするのがおすすめです。
河口湖 大石公園

西湖 根場浜駐車場

精進湖 他手合浜 駐車場

本栖湖 展望公園

山中湖 親水公園

初心者&女性ライダー必見!富士五湖ツーリングで安全に楽しむコツ
富士五湖ツーリングの服装対策|夏でも安心の防寒・防暑アイテムとは?
富士五湖エリアは標高が高いため、朝晩と日中の気温差が大きいです。メッシュジャケットだけでなく、防風インナーや簡易ウィンドブレーカーを携帯しておくと安心です。また、夏でも標高の高い場所では手先が冷えることがあるため、指付きグローブの携行もおすすめです。

山の天気は変わりやすい!富士五湖での雨対策と持ち物チェック
山間部では天気が急に変わることもあるため、レインウェアは必須です。特に午後になるとにわか雨に見舞われることがあるので、防水性の高いバッグやスマートフォン用の防水ケースなども用意しておきましょう。にわか雨が、常に降ると考えておきましょう。

快適なツーリングの鍵!富士五湖周辺の便利な休憩スポットとは?
初心者や女性ライダーの場合は、走行距離を抑えて、定期的に休憩を挟むことが大切です。道の駅や観光施設など、トイレや飲み物の確保ができる場所をあらかじめ地図で確認しておくと安心です。
富士五湖ツーリング中に訪れたい!涼と癒しの立ち寄りスポットガイド
西湖いやしの里 根場|富士山麓で体験する昔懐かしい日本の風景
西湖の近くに位置する「いやしの里 根場(ねんば)」は、茅葺き屋根の古民家が再現された観光施設です。ここでは、かつての日本の農村風景がそのまま残されており、タイムスリップしたかのような感覚が味わえます。

施設内には工芸体験ができる工房や、地元の特産品を販売する土産物店、そして昔ながらの家庭料理を提供する食事処もあります。富士山を背にした風景と静かな空気は、ツーリングの途中に心を落ち着けるのにぴったりです。

また、園内をゆっくりと歩くことで、走行中にこわばった身体をほぐすリフレッシュ効果も期待できます。美しい自然と昔ながらの日本文化が調和するこの場所は、避暑ツーリングのハイライトになること間違いなしです。
道の駅なるさわ&富士山博物館|涼しく学べるライダーの休憩名所
富士五湖周辺でのツーリング中にぜひ立ち寄りたいのが「道の駅なるさわ」です。ここでは地元の野菜やお土産を購入できるだけでなく、富士山の天然水を自由に汲める給水スポットもあり、ライダーにとってはうれしい休憩場所です。広い駐車場と清潔なトイレも完備されており、女性ライダーにも安心です。

隣接する「なるさわ富士山博物館」は、富士山の成り立ちや自然環境について学べる施設で、冷房の効いた館内でゆったりと過ごせるのも魅力。

大きな水晶や鉱石の展示、迫力ある富士山の映像コンテンツなど、大人でも楽しめる内容が充実しています。

自然に触れ、学び、そして涼しさを感じられるこのスポットは、ツーリング途中の立ち寄り先として非常におすすめです。
富士五湖避暑ツーリングの持ち物チェックリスト|快適走行の準備術
- メッシュジャケット+防風インナー
- 夏用ライディンググローブ
- 冷感インナーシャツとアンダーパンツ
- レインウェア(軽量・コンパクトなもの)
- サングラスまたはUVカットバイザー
- 水筒やペットボトルホルダー
- モバイルバッテリーとスマホ用防水ケース
- 簡易救急セット(虫刺され薬や絆創膏など)
- 日焼け止めと虫よけスプレー

服装は「重ね着」を基本にし、脱ぎ着で体温調整ができるようにするのがコツです。また、日差しの強い時間帯の走行には日焼け止めも忘れずに使用しましょう。
まとめ|富士五湖の避暑ツーリングで心も体もリフレッシュ!
富士五湖エリアは、暑さが厳しい夏でも爽快に走れる絶好の避暑スポットです。絶景の中を走る爽快感、天然の冷気を感じるスポット、そして地元ならではのグルメや温泉など、ツーリングの魅力がぎゅっと詰まっています。

初心者や女性ライダーでも安心して楽しめるルートや設備が整っており、事前準備をしっかりすれば、誰でも快適な避暑ツーリングが可能です。今年の夏は、富士五湖を舞台に、涼やかで心に残るツーリングに出かけてみませんか?