都心の暑さから解放されて、涼しい風の中を走り抜ける「箱根 避暑 ツーリング」。
標高の高い箱根エリアは夏でも気温が低く、快適に走れることから多くのライダーに人気のスポットです。大観山や芦ノ湖を望む絶景ルート、ターンパイクや芦ノ湖スカイライン、箱根スカイラインなど、走る楽しさと爽快感を同時に味わえる道路が揃っており、都心からのアクセスの良さも魅力です。
この記事では、箱根の避暑ツーリングにおすすめの季節と気候、快適に走れるルート、途中で立ち寄りたい展望台や観光スポット、そして初心者や女性ライダーでも安心して楽しめるためのポイントを詳しく紹介します。
夏の休日、バイクと一緒に非日常の涼しさを体感できる箱根で、爽快なツーリングを計画してみませんか？
箱根の避暑 ツーリングが人気の理由と魅力
箱根は首都圏からのアクセスが良い観光地でありながら、標高が高く、夏でも快適に走れることが魅力です。標高約1,000m付近では平地と比べると気温が5〜6℃ほど低く、都心の猛暑を避けるには最適です。特に真夏でも朝晩は肌寒さを感じることもあるため、避暑目的のライダーにとって理想的なエリアといえます。
また、箱根はツーリングを楽しむだけでなく、温泉、歴史ある観光地、湖、グルメなど多彩な魅力がぎゅっと詰まっています。走る楽しみと、訪れる喜びの両方が味わえる点が他のツーリングスポットにはない特徴です。
箱根避暑ツーリングのベストシーズンと気候の特徴
箱根のベストシーズンは6月下旬から9月初旬にかけてです。特に7月・8月は平地が30℃を超える真夏日でも、箱根の高地では25℃前後までしか上がらず、爽快な走行が可能です。昼間は快適でも、朝夕は20℃前後になるため、メッシュジャケットだけでは肌寒く感じることがあります。インナーや薄手の長袖などを準備すると安心です。
天気に関しては、夏場は突然の雨や霧が発生しやすいのも箱根エリアの特徴です。標高の高い場所では濃い霧により視界が一気に悪くなることもあるため、早めのライト点灯や減速を心がけましょう。
箱根の避暑 ツーリングで絶対走りたいおすすめルート
絶景を堪能できる箱根ターンパイク（TOYO TIRES ビューラウンジ）
海沿いから標高を一気に上げ、大観山へと駆け上がるこの道は、箱根を代表する人気ルートです。整備された広い道路と緩やかなカーブが続き、初心者ライダーでも安心して走行できます。終点には大観山の展望施設があり、芦ノ湖と富士山を見渡せる絶景が広がります。晴れた日の早朝は、澄んだ空気と景色の美しさに心を奪われることでしょう。
芦ノ湖スカイライン｜湖と富士山を望む爽快ツーリングコース
芦ノ湖の西側を走る全長約10kmのルートは、富士山と湖の絶景を横目にワインディングを楽しめる道です。標高が高く夏でも涼しく、湖面から吹き上げる風が心地よいのが特徴です。道沿いには展望所や駐車スペースが多く、景色をゆっくり堪能できるのも魅力です。特に夕方の逆光に照らされた芦ノ湖は格別です。
箱根スカイライン｜御殿場方面へ抜ける高原ツーリングルート
芦ノ湖スカイラインと接続して御殿場へ向かう高原道路です。周囲は緑豊かな自然に囲まれ、木々の間を抜ける道は爽快感たっぷり。交通量は比較的少なめで、リズムよく走れる区間が多いのが特徴です。御殿場方面へ抜ける場合、この道を選ぶと快適な高原ツーリングが楽しめます。
箱根の避暑 ツーリングで立ち寄りたい観光・展望スポット
大観山展望台｜富士山と芦ノ湖の大パノラマを楽しむ
箱根ターンパイクの終点にある展望台で、バイク専用駐車エリアも整備されています。晴れた日には、眼下に広がる芦ノ湖、その奥に雄大な富士山という絶景が待っています。休憩スペースや軽食コーナーがあり、ツーリングの途中で体を休めるのに最適な場所です。
三国峠｜涼しさと絶景が魅力の高所スポット
芦ノ湖スカイラインの途中に位置し、標高が高く視界が開けた峠です。夏でも涼しい風が吹き抜け、絶景を楽しみながら休憩できます。特に晴れた日の午前中は空気が澄み、遠く駿河湾まで見渡せることもあります。
箱根スカイラインの展望ポイント｜緑に囲まれた絶景休憩スポット
道中には複数の展望所があり、バイクを停めて景色を楽しめます。緑の中を抜けるルートは、箱根らしい高原の爽快感にあふれています。交通量が少なく静かなので、景色を見ながら心を整えることができます。
箱根芦ノ湖展望公園｜芦ノ湖と富士山を撮影できる人気スポット
芦ノ湖スカイライン沿いにあり、芦ノ湖と富士山を一望できる撮影スポットとしてライダーに人気です。駐車場が広く安心して停められるので、写真撮影や休憩に最適です。
大涌谷｜自然の迫力と名物黒たまごを楽しむ観光地
火山活動の地熱で噴煙が立ち上る独特の景観が見られる観光地です。地熱でゆでられた黒たまごは有名で、ここでしか味わえない特別なグルメ体験ができます。
駐車場も整備されているので、観光ついでに立ち寄るのにぴったりです。
初心者・女性ライダーが安心して楽しむためのポイント
渋滞を避ける時間帯
箱根湯本周辺は午前9時以降混雑が始まります。早朝6〜7時台に出発するとスムーズに走行できます。
駐車場所の確保
大観山展望台や主要な展望スポットにはバイク専用の駐車スペースがあります。事前に場所を確認しておくと安心です。
天候の変化に備える
箱根は天候の変化が早いエリアです。雨具や防寒インナーを持参しておくことをおすすめします。
走行中の注意点
特に芦ノ湖スカイラインや箱根スカイラインは急なカーブが多いため、スピードを控えて安全運転を心がけましょう。
箱根 避暑 ツーリングを快適にする服装と装備の選び方
夏場はメッシュジャケットが基本ですが、標高が高いエリアは思った以上に冷えることもあります。軽量のウィンドブレーカーや冷感インナーを持っていくと快適です。
また、突然の雨に備え、コンパクトに収納できるレインコートやブーツカバーを携帯しておくと安心です。
休憩中は水分をこまめに補給し、熱中症予防を意識しましょう。
まとめ｜箱根 避暑 ツーリングで夏の爽快ライドを楽しもう
箱根は首都圏から近く、標高が高いことで夏でも涼しく、自然や絶景を楽しめるツーリングスポットです。
ターンパイク、芦ノ湖スカイライン、箱根スカイラインという3つの名道を組み合わせれば、都心では味わえない爽快なツーリングが体験できます。
初心者や女性ライダーも、装備と時間帯を工夫すれば安心して走れるエリアです。観光と合わせて、ぜひ箱根の夏をバイクで駆け抜けてみてください。
