「久しぶりにバイクに乗りたいが、失敗は許されない」
「妻の手前、無駄遣いと思われない長く乗れる一台を選びたい」
今、30代後半から50代の男性の間で、ホンダ・GB350の購入を検討する方が増えています。しかし、検索窓に「GB350」と打ち込むと、サジェスト(予測変換)に「後悔」「遅い」「疲れる」といったネガティブな単語が並び、不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
結論から申し上げますと、GB350は「速さ」を求めない大人にとって、間違いなく「正解」と言える一台です。
この記事では、カタログスペックだけでは分からない「実際のオーナーの本音」や「維持費のリアル」、そして「あえてこのバイクを選ぶべき論理的な理由」を徹底的に解説します。あなたが抱える「損をしたくない」という不安を払拭し、納得のいく選択ができるようサポートします。
なぜ今、大人の男性にGB350が選ばれているのか?
発売以来、空前の大ヒットを記録しているGB350。なぜこれほどまでに支持されているのでしょうか。その理由は、単なる「流行り」ではなく、非常に合理的なメリットが存在するからです。

圧倒的な人気による「資産価値」の高さ
慎重派のあなたにとって、最も避けたいのは「買ってすぐに価値が下がる不人気車を掴むこと」ではないでしょうか。
GB350は、年間販売台数ランキングで常に上位に位置する超人気モデルです。これは、万が一手放すことになった場合でも、下取り価格(リセールバリュー)が期待できることを意味します。
「もし合わなくても、大きな損はしない」
この安心感こそが、失敗が許されない大人にとって最大の購入動機となっています。

大型バイクに見劣りしない「所有感」
「中型免許(普通自動二輪免許)で乗れるバイクは、車体が小さくて安っぽい」という常識を、GB350は覆しました。
その車格は、大型バイクと並んでも遜色ないほどの堂々たるサイズ感です。空冷単気筒エンジンの造形美や、金属パーツを多用した質感の高さは、所有する喜びを十分に満たしてくれます。
「いい歳をして、おもちゃのようなバイクには乗りたくない」というプライドもしっかり守ってくれる一台です。

家族を説得しやすい「経済性」
趣味にお金を使える余裕があっても、家庭内での決裁(主に奥様)が必要な場合、維持費の安さは強力な武器になります。
GB350は車体価格が昨今のバイク高騰の中では比較的抑えられているだけでなく、驚異的な燃費性能を誇ります(詳細は後述)。
「通勤にも使えるし、ガソリン代もほとんどかからない」という論理的な説明が成立するため、購入のハードルを下げることができるのです。
検索で出てくる「GB350 後悔」の正体とは?
これから購入する方が最も気になるのが、ネット上のネガティブな口コミでしょう。「遅い」「高速がきつい」という噂は本当なのでしょうか? 忖度なしの実情をお伝えします。
「遅い」のは事実だが、欠点ではない
正直に申し上げます。GB350は、速くありません。
最高出力は20馬力程度。同クラスのスポーツバイク(40馬力以上あるモデルも存在します)と比較すれば、加速力は見劣りします。
しかし、これは「コストダウンで遅くなった」のではなく、「心地よい鼓動感を感じられる速度域」に特化して設計された結果なのです。
信号待ちからの発進や、時速60kmまでの加速において、GB350は「ドッドッドッ」という地面を蹴るような力強いトルクを感じさせてくれます。
「血眼になって前の車を追い越すのではなく、景色を楽しみながら余裕を持って走りたい」
そう考える大人にとって、この「遅さ」はむしろ「癒やし」というメリットに変わります。

高速道路の走行は「左側車線」が定位置
検索キーワードで多い「高速道路」の性能についてですが、実用的な巡航速度は時速80km〜90kmです。
時速100kmでの巡航も可能ですが、エンジンが唸りを上げ、振動も大きくなるため「快適」とは言えません。追い越し加速にも余裕はないため、頻繁に車線変更をして飛ばすような走り方には全く向いていません。
しかし、これは「免許を守れる」という大きな利点でもあります。
スピードが出すぎるバイクは、ついアクセルを開けたくなり、リスクが高まります。GB350なら、走行車線をのんびり走ることに何のストレスも感じません。「無事に帰宅すること」が最優先の大人にとって、これほど安全な乗り物はないと言えます。
独特な「シーソーペダル」への戸惑い
GB350(無印)には、カブなどのビジネスバイクで見られる「シーソーペダル」が採用されています。つま先で踏んでシフトアップするのではなく、かかとで踏み込んでシフトアップする機構です。
一般的なバイクに乗り慣れているリターンライダーの方は、最初は戸惑うかもしれません。
「シフトチェンジしにくい」という口コミも散見されますが、これは1週間も乗れば慣れるレベルの話です。むしろ、お気に入りの靴や革靴のつま先が痛まないというメリットの方が、長く乗る上では恩恵が大きいでしょう。
(※どうしても合わない場合は、通常のペダルにカスタムすることも可能です)
「どれを買えばいい?」GB350・GB350 S・GB350 Cの違い
現在、GB350シリーズには主に3つのバリエーションが存在します。どれもエンジンは同じですが、乗り味や装備が異なります。あなたのスタイルに合った「正解」を選びましょう。
GB350(スタンダード):迷ったらこれ
特徴:
- 最もスタンダードでクラシカルな外観
- 殿様乗り(直立)に近い、非常に楽な乗車姿勢
- シーソーペダル採用
こんな人におすすめ:
「とにかくのんびり走りたい」「往年のバイクらしい見た目が好き」「靴を傷めたくない」という方。最も売れているモデルであり、カスタムパーツも豊富です。

GB350 S:少しだけスポーティに
特徴:
- リアタイヤが太く(150サイズ)、安定感と迫力が増している
- ハンドル位置が少し低く、ステップ位置が後退しており、やや前傾姿勢になる
- 通常のシフトペダルを採用
- マフラーの角度が上がり、バンク角(倒し込みの余裕)がある
こんな人におすすめ:
「見た目はクラシックがいいが、山道(ワインディング)も少し楽しみたい」「シーソーペダルは苦手」「太いタイヤで迫力を出したい」という方。

GB350 C(クラシック):重厚感を追求
特徴:
- さらにクラシックな雰囲気を高めた派生モデル
- 低く構えたスタイリングと、分割式のシート
- 大型のフェンダー(泥除け)やフォークカバーを装備
こんな人におすすめ:

「よりレトロで重厚な雰囲気が好き」「足つき性を少しでも良くしたい(シート形状の違い)」という方。
維持費と実用性:妻を説得するための「論理的材料」
購入の際、奥様へのプレゼンが必要な方のために、具体的な数字とメリットを整理します。

驚異的な燃費性能:実燃費35〜40km/L
GB350の最大の武器は燃費です。
一般的な中型バイクの実燃費が20〜30km/L程度であるのに対し、GB350はオーナーの実測値で35km/L〜45km/Lを叩き出すことも珍しくありません。
タンク容量は15リットルですので、一度の給油で500km以上走る計算になります。
これは東京から大阪まで、ほぼ無給油で移動できる距離です。
「趣味の乗り物だけど、ガソリン代は軽自動車より安い」という事実は、家計を握るパートナーにとって非常に説得力があります。

消耗品が安く、寿命が長い
ハイスペックなバイクは、タイヤやオイルなどの消耗品も高価になりがちです。
しかし、GB350は「バイアスタイヤ」という昔ながらのタイヤを採用しており、最新のラジアルタイヤに比べて交換費用が安く済みます。
また、エンジンの回転数を上げずに走るバイクなので、エンジンオイルや各パーツへの負担が少なく、故障のリスクも比較的低いと言えます。「長く乗っても維持費がかさまない」という点は、長期的な視点で見て非常に合理的です。
結論:GB350はあなたにとっての「正解」か?
最後に、GB350を買って「幸せになれる人」と「後悔する人」を整理します。
このバイクを買って後悔する人
- 高速道路で追い越し車線をリードしたい人
- 「速さ」こそがバイクの楽しさだと思っている人
- 他人のバイクとスペック(馬力など)を比較して優越感に浸りたい人
もし、あなたがこれらに当てはまるなら、別のスポーツバイク(例えばCB400SFやCBRシリーズなど)の中古を検討することをお勧めします。

このバイクを買うべき人(あなたへの提案)
- 「無事に家に帰る」ことがツーリングのゴールである人
- 景色やエンジンの鼓動を楽しみながら、自分のペースで走りたい人
- 一時的な感情ではなく、リセールや維持費を含めた「損得」で判断したい人
- 流行に左右されない、普遍的なデザインを長く愛したい人
GB350は、大人の余裕を象徴するバイクです。
血気盛んに飛ばす必要はありません。法定速度で流しているだけで、ヘルメットの中で自然と笑みがこぼれる。そんな豊かな時間を、GB350は提供してくれます。

【Next Step:あなたができる次の行動】
もし、この記事を読んで「自分の考えに合っている」と感じたなら、次は「実車にまたがってみる」ことを強くお勧めします。
カタログスペックでは分からない「足つき」や「ハンドルの位置」、そして何よりエンジンの「トコトコ」という心地よい鼓動音は、現場でしか体験できません。
お近くのホンダドリームやバイクショップで、ぜひエンジンをかけてみてください。その音が、あなたの背中を押してくれるはずです。
